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 令和2年12月18日掲載

〔 Vol.19 :「ダグラスDC-8-30/50シリーズ、JAL初めてのジェット旅客機 (その2)」〕

 

日本での初めてのジェット旅客機、DC-8シリーズを引き続き紹介します。JALが最初に導入したJT-4A ターボジェットエンジン装備のDC-8-30シリーズ機5機は、新たに社会問題と化したジェット騒音で騒音規制が導入され、JALは1975年までに売却されましたが、騒音規制に合致し燃費も良くなったターボフアンエンジンJT-3D装備のDC-8-50シリーズがJA8007以降JA8019までの12機余りが購入され、1982年頃まで使用されました。DC-8-50シリーズでは、DC-8F-55の貨客混載・転換型も2機使用、また短期リースとしての、米国エアリフト社等からのN機でのリースも行いました。

 
❖ ダグラス DC-8-53  45662/186 JA8009 (SHIMA) JAL {1975年 大阪空港}

伊丹空港R/W32L(A滑走路)からの離陸、この機体がJAL50シリーズ機の最終運後機となりました。

 
❖ ダグラス DC-8-53  45651/198 JA8010 「KIRISHIMA」 JAL {1966年 羽田空港}

羽田空港ターミナル、フィンガーデッキからの撮影で、手前はVIP用の18番スポットです。

 
❖ ダグラス DC-8-53  45664/206 JA8011 「TOWADA」 JAL {1966年 羽田空港}

羽田ターミナルデッキからの夜間撮影です。

 
❖ ダグラス DC-8-53  45680/213 JA8012 「AKAN」 JAL {1967年 羽田空港}

DC-8独特のフラップフルダウン、後部胴体には大阪万博のキャンペーンロゴです。

 
❖ ダグラス DC-8-53  45681/214 JA8013 「HARUNA」 JAL {1967年 羽田空港}

羽田では珍しい雪ですが、特に誘導路等の除雪は目立ちませんでした。

 
❖ ダグラス DC-8F-55  45678/218 JA8014 「ASAMA」 JAL {1966年 羽田空港}

JALが2機導入したDC-8F-55 Jet Traderは、前方に大型貨物ドアを装備した貨客混載型で全備重量もアップ、前方貨物室のため、通常は後方のタラップ使用でした。

 
❖ ダグラス DC-8-55  45764/251 JA8016 「SHIKOTSU」 JAL {1966年 羽田空港}

-55型は50シリーズの最終型で重量アップ、後の60シリーズに繋がる機種で、この機体は1966年導入され1980年まで使用されました。売却後はFreighterへ改造(N907R)され、Emery Worldwide等で2008年ごろまで使用された記録があります。

 
❖ ダグラス DC-8F-54 45674/201 N109RD  JAL {1968年 羽田空港}
ダグラス DC-8-55 45763/241 JA8015   JAL {1968年 羽田空港

JAL のN109RDは1968年の約1年間Airlift International社からリースし、ほぼ貨物機として使用していました。

 
❖ ダグラス DC-8-55  45916/302  JA8019 「ASO」 JAL {1967年 羽田空港}

1967年購入1980年まで使用された-50シリーズ最終導入機で、以降は-60シリーズ30機以上が導入されています。

 
❖ ダグラス DC-8-53  45662/186 F-GDPM (旧JA8009)ミネルバ{1982年 羽田空港}

JALが1963年に導入1982年まで使用(途中1976-79年の間JAA )し、JALのDC-8-50型ラストフライトを実施した機体です。その後フランスのミネルバ航空(Minerve)へ売却、羽田で塗装を含めた整備を行い引き渡しました。

 

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