管理人について

 私が参加している航空関係ポータルサイト「アビエーションワール」が開設されて2年ほど経ちました。今回、そのスピンオフとして、スズキエアワールド「SUZUKI-AIRWORLD.COM」を開設することになりました。

 私が飛行機に興味を持ちはじめた1960年代以降の写真を主体に、私が興味を持つ航空に関する、あらゆることについて整理し、自由に公開できればと思っています。内容的にも、ジャンルにこだわらない“私のアルバムから”等の構想ですが、これまでのAIC航空写真舘に加え、「戦闘機の世界」も同時開設となりましたので、このブログでは、それらで紹介できなかったものを主体に、次の様なものを想定しています。

*日本の民間機(旅客機)
*日本での民間小型機(ヘリコプター、グライダー等を含む)
*日本国内で撮影した海外の民間機以外のもの(政府専用機等)
*日本での米軍機(USAF、ARMY )
*日本での米軍機(US NAVY, MARINES)
*航空自衛隊機
*海上自衛隊、陸上自衛隊機
*海外撮影 (旅客機等)
*海外撮影(小型機、軍用機、クラシックプレーン等)

 また、これ以外にも、飛行機、航空に係る風景写真等も含め、私が興味を持つ航空に関わる、あらゆる問題及び意見等についても、随時、公表したいと思っています。

 私の航空に係る経歴等について、簡単にご説明をさせていただきます。写真歴は1963年大学進学で上京した際、間近で見られる飛行機の記録としてヤシカペンタJと望遠を購入、その後同じレンズが使用できるアサヒペンタックスを2台、現在も使用するニコンへは、1960年代後半からで、F、F2、F3と使用、デジタル化へは2003年D100からですが、最近の進歩には付いて行けず(費用上)、今でもメインはD300です。

 写真の処理は、当初は自分で覚えたフィルム現像、引伸ばし処理等を行っていましたが、70年代以降は、仕事が忙しく現像処理のみで未だプリントしたこともない白黒ネガもあり、フィルムスキャナーによる写真化処理中であることが、現在の課題となっています。

 最近の航空マニアとの違いを一言で言いますと、私はプロの写真家ではありません。持っている機材もプロ用とは言えないものですが、撮りたいものを撮る分に関しては、充分使いやすく満足しており、好きなことを長く続けるためには重要なことと思っています。私が始めた1960代,70年代と比べ、最近はマニアの数、装備の充実度、手軽に行ける海外への撮影機会を含め、情報手段の発達等には目を見張るものがあります。ただ、誤解を招かないために、今と異なる私の学生時代、1960年代頃の羽田で撮った写真の時代背景を説明しますと、カメラを持ち整備場のエプロン内で撮影することは可能だったこと、邪魔にならなければ飛行機に興味を持つ学生が飛行機を見に来ることは当然のことと、周りの航空関係者、社会の寛容さがありました。 初めて行った1970年代ごろの米国の飛行場でも、色々な珍しい飛行機が置いてある空港の整備地区等で、自由に出入りできるゲートに「何も知らない子供と犬の入場は制限する」との表示がありましたが、写真撮影が目的では、自由に撮影できる寛容さがありました。社会情勢が変わり、現在違うのはご存じの通りです。

 また、社会情勢の変化については、冷戦の最中1960年代の横田、厚木、三沢等、軍用機の第一線基地での撮影環境は全く別でした、日本での飛行場の外周道路、民家脇であっても、実戦の偵察機等が出動する際は警備が厳しくなることを実際に体感でき、あまり公開すべきでないと思っていましたが、半世紀ほど過ぎた現在、歴史的、資料としても残すとの意味で、今回開設された、「戦闘機の世界」を含め、重点的に公開したいと思います。 なお、現在の日本では考えられないと思いますが、今でも海外での軍用機の撮影等、ある意味では世界的な常識であり、現用軍用機の撮影は、基地公開時等を除き注意が必要です。1960年代初めの三沢基地で、海側からの着陸ポイント、原野のなかを伸びる基地からのパイプライン付近に、「この近辺での徘徊を禁ず」の和英文の表示があり、戸惑ったことを今でも覚えています。

 

■文・写真 : 航空ジャーナリスト 鈴木 宣勝
 

■経歴 : 1966年運輸省(現在の国土交通省)航空局に入省、33年間の航空機検査官を経験する。その後、3年間の航空機事故調査官を経て2003年4月に航空行政の現場から退くが、その間に検査をした様々な機種のテスト飛行を経験。また、それらに役立つ操縦経験として、宮崎の航空大学校(E-33によるファーストソロ)、八尾の日本産業航空飛行クラブ、桶川の本田航空飛行クラブ等のクラブ員メンバーとして飛行経験を積む。現在は、航空ジャーナリスト協会の会員であり、航空関連雑誌への執筆や学生時代からの趣味である航空写真の撮影を中心に活動。当サイトでは今後、40年以上にわたり保存をしていた旅客機・戦闘機等の航空写真を掲載予定。



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