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 令和2年05月04日掲載

〔 Vol.13 :「世界でのジェット化普及の立役者ボーイング727-200型 追記(その1)」

1970年、1980年代米国内の規制緩和処置もあり、多くのエアラインが競って727-200型を購入、それらの代表的な機体を紹介します。なお、別サイト、アビエーションワールドでは、同様趣旨で、727-100型機の一部を紹介しています、参考にしてください。

 
❖ ボーイング727-214  21512/1343  N555PS PSA{1985年頃 シアトル空港}

ドナルドダックの誕生日、1936年6月9日に合わせたPacific Southwest Airlineの特別塗装機「Happy 50TH Birthday!」Donald Duckです。PSA航空は、米国西海岸地域(サンディアゴがベース)の大手LCC航空で、LA、アナハイムのデズニーランドのキャンペーンでしたが、1987年USエアと合併消滅しました。

 
❖ ボーイング727-2Q8 21608/1426  N297AS  ALASKA{1980年頃 シアトル空港}

米国で最も人気のあるスポーツNFLのSeattle Seahawksがチャーターフライトとして使用したことのあるアラスカ航空の727-200、キャンペーン塗装機です。野球のシアトルマリナーズの試合をキングドームで見た際、シーズンは違いますがシアトル・シーフォークスの根拠地だった知り、このロゴマークのデザインが、他にも、多く使用され、親しまれていることが分りました。

 
❖ ボーイング727-247 20263/750 N2801W  Western Airlines{1982年 シアトル空港}

1969年 Western Airlinesへ引き渡された727-200型の初号機で、1987年デルタ航空と合併、消滅するまで使用された機体です。

 
❖ ボーイング727-225  22557/1795 N820EA Eastern Airlines{1982年 シアトル空港}

1982年製造の727-200後期型で、イースタン航空の塗装も727初期のころの胴体白、青帯塗装から、無塗装メタリックに変わったころ、デリバリー間もないころのため、非常にきれいです。

 
❖ ボーイング727-222 21901/1521  N7447U United Airlines{1985年 シアトル空港}

1979年製造の727-200型で、塗装はRainbow Scheme/Tulip の成田でも見なれた塗装です。 この後は、2000年直前頃から採用された、Battledhip Grey と呼ばれる濃紺系塗装となりましたが、ユナイテド航空の、その後の塗装は、現在の変更中の新塗装機も含め、比較的短期間で次々と変わっています。

 
❖ ボーイング727-277 20549/989 N275WC Republic Airlines{1985年 シアトル空港}

1973年オーストラリアのAnsett航空(VH-RMV)に引渡され、非常に多くの経歴を持った機体でした。1974年12月ダーウィンからメルボルンまでのフライトで、台風避難(Cyclone Tracy)の避難民、乗員乗客321名を1フライトで運んだ記録があります。1983年以降1987年までの短期間で、Wien Air Alaska、Republic Airlines、Northwest Airlines, Braniff航空等にリースされました(すべてN275WCレジ)、リパブリック航空での使用は1986年10月から1987年10月までの短期間でした。

 
❖ ボーイング727-251 21378/1297 N290US Northwest Orient{1985年 シアトル空港}

成田でも見ることができたノースウェスト航空の757ですが、1986年Republic航空と合併する以前の社名は、このノースウェスト・オリエントでしたが、登記上の名称はノースウェストで変わりませんでした。

 
❖ ボーイング727-227 21531/1450 N469BN Braniff International{1984年 シアトル空港}

1979年ブラニフ航空にデリバリーされた機体で、当初お馴染みの全面ブルーの塗装でした。この塗装は1984年New Braniff Inc.として、新たな内装作業と供に採用されたもので、White、Blue. Platinum Silver Color Schemeと区別されている。この機体は、1990年FedExに売却、N493FEとしてFreighterに改造2013年頃まで使用されていました。

 
❖ ボーイング727-287  21688/1415  LV-MIM Wien Air Alaska{1985年 シアトル空港}

1978年アルゼンチン航空(Aerolineas Argentinas)が領収使用していた機体で、ウィーン・エアが会社終息前1984年の短期間(4月~12月)リ-スで使用していました。Wien Air Alaska航空は、アンカレッジ空港をベースとし、1920年代から続く米国内最古参のエアラインでしたが、この直後の1984年11月 消滅しています。

 
❖ ボーイング727-2S2F  22927/1821  N205FE FedEx{1985年 シアトル空港}

ボーイング727型最終生産ロットに属する機体で、製造Line No1818から、最終生産機であるLineNo1832までは、すべて、このFedExに引渡された727-200F型貨物専用機です。

 

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