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 平成30年12月09日掲載

〔 Vol.08 : ERB-47H 〕

 

ボーイングB-47 ストラトジェット シリーズの最後で、前2回(Vol.05、Vol.06 )で紹介しきれなかった機体の追加です。最初はERB-47H型の機首アップ、平面形等、その後RB-47H型の同様写真、及びWB-47E型で、各型のアンテナ配置の違い等、比較の参考にできればと思います。簡単に外観上の違いを説明をしますとERB-47H型では、機首の大型レドームの下部に小型センサーの突起が見えること、RB-47H型では大部分の機体がELINT機能の改修(Mod44 Silver King)が行われていますが、胴体右下方に装備された大型ポッド(ALD-4)だけは取り外し可能であり、その際はポッドパイロン取り付け部跡にフェアリングカバーだけが残ります。また、追加された両翼端下面の大型のアンテナ(黒い板状のもの等)は残っており、改修型であることが確認できます。他、参考としてRB-47H及びERB-47H型は、B-47シリーズで生産された最後期型であり、それ以前のWB-47E型等で見られる、パイロットキャノピーの開閉方法が後方スライド型から、前方上方への開閉式となっていること等です。

 
❖ ボーイングERB-47H 53-6245 ストラトジェット {1964年 横田基地 }

ERB-47H型の機首レドームの違い、また、B-47シリーズ特有の主翼取り付け部から主脚取り付け部に懸かる胴体外板のシワ等が良く見えます。

 
❖ ボーイングERB-47H 53-6245 ストラトジェット {1964年 横田基地 }

ERB-47H  横田R/W18からの着陸で、ドロークシュートは使用していません。

 
❖ ボーイングERB-47H 53-6245 ストラトジェット {1964年 横田基地 }

ERB-47Hのパス、下面のアンテナ配置が分ります。

 
❖ ボーイングRB-47H 53-4284 ストラトジェット {1967年 横田基地 }

Vol.05で紹介の最初の機体は同じ機体ですが、ALD-4ポットは外されていました。

 
❖ ボーイングRB-47H 53-4295 ストラトジェット {1964年 横田基地 }

Silver King改修型ですが、ポットが外された後のフェアリングが見えます。

 

❖ ボーイングRB-47H 53-4298 ストラトジェット {1964年 横田基地 }

1964年 横田基地の夕方、夜間のミッションに出発するところです。

 
❖ ボーイングRB-47H 53-4307 ストラトジェット {1964年 横田基地 }

横田 R/W18からの離陸、タキシングです。

 
❖ ボーイングRB-47H 53-4295 ストラトジェット {1964年 横田基地 }

横田R/W18からの着陸、胴体中央右側のポッド取り付け部フェアリングが2個見えます。

 
❖ ボーイングWB-47E 51-5218 ストラトジェット {1964年 横田基地 }

横田R/W18へタキシングするWB-47Eで、スライド式の風防が開いています。

 
❖ ボーイングRB-47H 53-6247 ストラトジェット {1964年 横田基地 }

最後は、B-47シリーズの、最終発注分(RB-47H-1-BW  53-6245~53-6249の5機)のRB-47H型で、1965年に保管(MASDC)処置となっています。なお、この5機中の3機がERB-47Hとなりました。

 

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